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News- 高知のニュース

【高知】桂浜沖 3年ぶり調査で新たに《サンゴ1種類発見》「今後も見守っていきたい」

サンゴの生息調査は、高知県大月町にある「黒潮生物研究所」が3年ぶりに高知市桂浜の沖合で行いました。研究所の研究員3人に加え桂浜水族館の飼育員2人も調査に参加。水深10メートルほどまで潜り目視でサンゴの生育状況を確認しました。

調査の結果、3年前に確認できなかったクシハダミドリイシというサンゴが新たに見つかりました。これで桂浜沖で確認されたサンゴは19種類になります。クシハダミドリイシは比較的暖かい海にいるサンゴで、高知県内では大月町や宿毛市の沖で見られるということです。

黒潮生物研究所 目崎拓真 所長
「比較的枝ぶりが繊細で、潮通しの良いところに出てくるサンゴ」

調査にも参加した目崎所長は今回の発見について。
黒潮生物研究所 目崎拓真 所長
「これまで見つかっていなかった、やや南の四国の中でもやや南に出てくるサンゴが桂浜で見つかったということで、今後はさらに種類が増えることが期待される。今後もその様子を見守っていきたい」

黒潮生物研究所は、2024年以降も毎年桂浜水族館と合同で調査を行なっていきたいとしています。

また、今回の調査では白く変色したイソギンチャクが複数確認されたんです。元々は茶色でした。理由は、夏の海水温が高かったからではないかということです。ただ、イソギンチャク自体は生きているため、冬に水温が下がることにより色は元に戻るそうです。