中村南小6年の児童会長
「感謝状　高橋風雅さま。この度は登校中に体調を崩して動けなくなった本校児童を助けてくださりありがとうございました。先輩の立派な行動を誇りに思います」

きのう19日高知県四万十市にある中村南小学校の児童会から感謝状が贈られたのは、中村高校3年の高橋風雅さんと近くに住む遠近義人さん・レイ子さん夫婦です。

きっかけは3週間前のこと…

Ｑ：座ってる感じですか？
遠近義人さん
「座っちょった、ここへ。ここへこうやって座ってね、こうなっちょったが（うずくまっていた）。ランドセル背負って。あとで僕の女房やったろうか、ランドセル外してここ（背中）の後ろにもたれさせて」

6月29日、午前8時頃、登校中に具合が悪くなり、道端にうずくまっていた3年生の高石郁李くんを近くに住む遠近さんが見つけました。すると、そこへ…

中村高校3年 高橋風雅さん
「僕が自転車で通ったら、ここにその子（児童）が倒れてたんで、ただごとじゃなさそうやなと思って。近くに自動販売機があるんで、その水を買って戻ってきて渡したって感じですね」

その後、学校に連絡が入り校長先生が迎えに。気持ち悪そうにぐったりしていた高石くんでしたが、遠近さんらの介抱のおかげで大事に至りませんでした。

中村南小3年 高石郁李くん
「助けてもらってよかったなって思った」

この出来事を知った上級生が「下級生のピンチを救ってくれたお礼」に感謝状を贈呈したのです。

中村高校3年 高橋 風雅さん
「元気になって良かったなって思います。毎回そういうの見てもなんも出来てなかったんで、今やるしかないなって思って、この子のためにもやらなきゃいけないなって思って行動しました」

高石くん
「具合悪い時に助けてくれてありがとう」
高橋さん
「気を付けて　体には」
高石くん
「うん」

大人たちの機転と高校生の勇気、そして子供たちから返ってきた「ありがとう」の気持ち。なんだか心が温かくなりますね。