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News- 高知のニュース

牧野博士ゆかりの植物を土佐和紙に優しいタッチで…『ボタニカルアート展』【高知】

牧野富太郎博士が幼少期から愛した植物として知られる『バイカオウレン』など、博士ゆかりの草花が優しいタッチで描かれています。
高知市のこうち旅広場で開かれているこの展示会は「牧野博士の新休日」を盛り上げようと県観光コンベンション協会が企画。博士ゆかりの草花をモチーフにした絵など約60点が展示されています。作者は和紙アーティストの竹山美紀さんです。東京出身の竹山さんは東京芸術大学の在学中から和紙の魅力に惹かれ、2021年越知町に移住しました。

和紙アーティスト 竹山 美紀さん
「和紙ならではの光沢感や質感、職人さんが手作りしてる魅力がある」

今回主に展示しているのは、土佐和紙に植物をオイルパステルで描いた作品です。こちらは1メートル四方もある『6月のブーケ』。アジサイやユリなどが美しさを競っているような華やかな作品です。一方、ツユクサやカンナなど7月に咲く花をテーマに描かれた作品は、それぞれの花の可憐さが温かみのあるタッチで描かれています。

和紙アーティスト 竹山美紀さん
「植物の生き生きとした様子が、高知に来てから感じている自然や人の生き生きとした感じと通じるところがある。そういう意味で、高知を知っていただくようなことになればうれしい」

このほか会場には、仁淀ブルーを象徴するにこ淵をモチーフにした”白い”立体作品も。和紙を割いてひも状にした動く滝、蛇腹に折った和紙で表現した水の流れなど、独創的な世界を楽しめます。また、入り口には大きな鏡にバイカオウレンやセンダイヤが描かれた竹山さんのアート作品もあり、植物に囲まれた自分の写真を撮ることができます。

「たびひろボタニカルアート展」は、7月31日まで開かれています。

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