「伝統文化を多くの人に」華麗な“サツキ盆栽”の世界 牧野植物園「ただただ、綺麗」【高知】
2023年5月25日(木) PM6時30分
牧野ブームで盛り上がる高知市にある高知県立牧野植物園のホールで毎年恒例の「さつきまつり」がきょう25日から始まりました。県さつき愛好会の40代から90代の会員21人が育てたさつきの盆栽51鉢が展示されています。
愛知からの訪れた人
「きれい きれい きれい、ただただ、きれい」
会場に展示されたさつきは36品種と様々です。比較的新しい品種「絹の舞」は、八重咲きの白とピンクの花が特徴です。最高賞にあたる県知事賞を受賞したのがこちら。高知市の島崎精彦さん92歳が育てた「愛の輝」です。見どころについて県さつき愛好会の和田会長は。
高知県さつき愛好会 和田理康 会長
「まんべんなく咲いていること、涼しげな印象を与える。そこが一番の見どころ」
高知市の盆栽のプロが育てた「桃千鳥」は、3本に分かれた幹から見事な花をバランスよく咲かせています。50年以上かけて育てたということです。
高知県さつき愛好会 和田理康 会長
「日本の江戸時代から続いている伝統文化を多くの人に知ってもらいたい、共有してもらいたい、それが一番の私たちの願い」
さつきまつりは、5月28日まで高知市の牧野植物園で開かれ、さつきの苗が販売されるほか愛好会のメンバーに育て方を相談することができます。