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News- 高知のニュース

「知らなかった」免税店の肉でも国内持ち込みNGの場合が…空港で活躍する探知犬【高知】

箱のにおいを嗅いでいるのは動植物検疫探知犬の『アルバート号』、10歳。あるものを探しています。

5月10日、高知と台湾を結ぶ国際チャーター便が就航しました。国際線を利用する際に気を付けなければいけない手荷物として肉製品があります。生肉をはじめジャーキーやソーセージは検疫の対象となるのです。

茨城から:
え!?そんな…これ罰金とかになっちゃうんじゃ

愛知から:
え!そうなんですか、全然知らなかった。知っている人、多いんですかね

家畜の伝染病『アフリカ豚熱』などがアジア圏で流行していることから農林水産省が水際対策を強化していて、全国の空港で探知犬140頭体制で手荷物検査を行っています。

高知でも国際線の就航にともない5月から実施。24日は報道向けに検査のデモンストレーションが披露されました。

探知犬歴7年でこれまで成田国際空港や関西国際空港などで活躍した大ベテランの『アルバート号』。手荷物検査に見立て、衣服や土産物が入った6つの箱のうち密封された肉製品が入った箱を探し、見事、一発で見つけることができました。

農林水産省によりますと2019年の1年間で3万9632件、3万キロを超える畜産物が探知犬によって発見されています。

動物検疫所神戸支所四国出張所・田澤瑞帆出張所長:
海外では日本の法律が分からないので空港や免税店のようにちゃんとしたところでも日本向きではないような肉類などが売られてしまうことが今でも起こっています。買ってしまったり日本に持って来ないようにしてください

高知龍馬空港での検疫は今後も不定期に実施されます。

海外から日本に持ち込む牛や豚などの生肉、ハムやソーセージといった加工品のほかにも、オレンジやリンゴなどのフルーツや野菜も検疫の対象となる場合があります。空港の免税店で購入した商品や機内食であっても、国内に持ち込むと検挙される場合があります。くわしくは肉製品などは動物検疫所、フルーツや野菜などは植物防疫所のホームページをご覧ください。