「わんぱーくこうち」愛されて30年 職員手づくりの顔出しパネルで記念撮影も 【高知】
2023年4月4日(火) PM7時42分
市民の憩いの場として親しまれている高知市の「わんぱーくこうち」が開園30周年を迎えました。ご長寿アニマルも過ごす居心地のいい施設はきょうもにぎわっていました。
高知市の「わんぱーくこうち」は全国でも珍しい無料の動物園・アニマルランドのほか遊園地も備えたファミリー向けのレジャー施設として1993年4月2日に開園。毎年、およそ15万人が訪れていておととい30周年を迎えました。
中川 哲記者
「オリの前では30周年を記念した顔出しパネルが用意されていて、動物と記念撮影を楽しむことができます」
職員手作りのパネルはおよそ30種類。歴代人気の動物をモチーフにしています。見つけたらぜひ記念撮影を。
現在、わんぱーくではおよそ100種類600匹の動物が飼育されています。開園当初から飼育されているチンパンジーのタローです。平均寿命は50歳と言われるなかタローは現在60歳。オスのチンパンジーでは国内最高齢です。
わんぱーくこうちアニマルランド・久川 智恵美飼育担当係長
「歳は取ったんですけど動きがゆっくりになったことが変ったことぐらいで、エサも食べますし元気にいてくれている。国内のチンパンジーの最高齢が69歳(メス)。70歳になればそれを超えられるので70歳まで生きてほしい」
この他わんぱーくと同い年・30歳のツキノワグマなど7種類のご長寿動物が過ごしています。
市内から孫と
「近くなのでお休みの時は(孫を)連れてきて思い切り遊ばせている。ついていくのが大変ですけど」
3世代で訪れたこちらの家族は
祖父「懐かしいですね。できたときはよく来ていました」
祖母「やっぱり、無料というのが一番ありがたい。ひんぱんに来られるし近いですし、ありがたい」
娘「自分も来たところに子どもたちを連れてこられて感慨深い」
わんぱーくこうちアニマルランド・吉川 貴臣学芸員
「全国でも小さな動物園ですので、なるべく動物たちの笑顔というか間近に見られるように心がけてきた。動物園での思い出をみんなで作っていただけたら」
世代を超えて愛されてきた「わんぱーくこうち」。これからも子どもたちの笑顔を育んでいきます。