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News- 高知のニュース

閉校の高知南中高で『最後の授業』大人になった生徒たちに今だからこそ明かせるエピソード

2022年度をもって閉校する高知南高校で3月19日に開かれた「お別れの会」。過去に在籍した名物先生8人による“最後の授業”は廊下で立ち見をする人がいるほどの人気ぶりでした。

こちらは高知南に2回赴任した国語の前田仁子先生です。

前田先生:
数えてみたら(南で)トータル16年教えています。第一期南時代は2期生から。2期生おる?

卒業生:
はい2期生

前田先生:
あー2期生!

すっかり大人になった生徒たちに今だから話せるエピソードです。

前田先生:
生涯ただ一度だけ泣いて教室を飛び出したのは中3、じゃない中1を教えたときです。何で泣いたかって言ったら生徒がイタズラで私が入ってくるところのドアを顔をバンと閉めたが。ケガするやん。はさまれるやん。それで泣きながら職員室に帰って中学校の先生に慰めてもらったことをつい最近、思い出しました

生徒たちは笑ったり驚いたり久しぶりの先生のトークを楽しんでいました。時を経てもお互い気兼ねなく話せるのが“南らしさ”です。

卒業生:
感動的です。先生に会うためだけに東京からきました

先生:
涙もんですね

卒業生:
全然泣いてない!(笑)

イベントを企画した秋本洋雄さん(1期生):
終わりましたね。なんかまだ終わったっていう実感がないがですけど…今回の企画で新たな繋がりが出来たなと思います。連絡先を交換して新しくここから別の南高校が始まるのかなと考えています

最後の思い出を心に刻んだ卒業生。統合先の国際中高へ新たな歴史をつないでいきます。県教育委員会によりますと、校舎や土地の利用は2023年度以降、検討するということです。