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News- 高知のニュース

室戸の新たなブランド魚“室戸春ぶり”誕生 【高知】

室戸市の椎名漁港で次々と水揚げされるのはまるまると太った体に特徴的な黄色いライン。そう、ブリです。
回遊魚のブリは産卵のためこの時期に太平洋を南下してきて室戸沖1.5キロほどに仕掛けた定置網「大敷網」にかかります。このブリを室戸市にある椎名・佐喜浜・三津・高岡の4つの大敷組合がブランド化することになりました。

(椎名大敷組合・橋本 健組合長)
「以前よりも回遊ブリが来る時期が遅れて季節が春になったので、日本海の寒ブリと差別化してアピールできるんじゃないかと思って」

その名も「室戸春ぶり」です。3月から5月にかけて取れる重さ7キロ以上の脂の乗ったブリを「室戸春ぶり」として売り出し、室戸の新たな名物にしていく狙いです。7キロ以上のブリは4つの大敷網で、きのうはおよそ660匹、きょうはおよそ840匹が水揚げされています。
1日1000匹以上のブリが2日続けて取れだした頃に「春ぶり宣言」を出し、市内の飲食店16店舗でも「室戸春ぶり」の提供を始める予定です。

(椎名大敷組合・橋本 健組合長)
「今まで大きくアピールを外向けにやってなかったので最後の切り札かなと。室戸を知ってもらう新たな名物になれば」

ちなみにブリのぬいぐるみが当たるくじが人気のむろと廃校水族館ではすでにこんな準備をしています。

(むろと廃校水族館・若月 元樹館長)
「春ぶり宣言が出されたときにはうちの人気グッズのブリのぬいぐるみをパック詰めにして、店頭で貼られるシールを特別に貼ってPRに務めたい」

「室戸春ぶり」は今後、県内の量販店などで販売される予定です。

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