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News- 高知のニュース

医療ひっ迫で医師が悲鳴「医療崩壊、第7波より明らかに悪い」救急搬送を断るケース急増【高知】

近森病院・感染症内科部長 石田正之医師:
「医療崩壊とか医療ひっ迫っていうことでいえば医療の崩壊。8月(第7波)と比べてもさらに悪い、明らかに」

高知市・近森病院の感染症内科部長の石田正之医師です。
近森病院はコロナの影響で病棟全体で満床の状態が続いていて、先週金曜日(1月5日)からは外来の新規の受け入れを一部停止しています。
救急搬送の受け入れを断るケースも増えていて、去年12月は283件と前の年の10倍以上に増加。
今年1月もすでに140件の受け入れを断りました。

近森病院・感染症内科部長 石田正之医師:
「受け入れをしていないわけではなくて、受け入れは例年と同じもしくは例年以上受けている。だけどそれ以上にお断りの数が増えているのは、患者さんのトータルの数が増えてしまっている」

県内全体では1月の救急搬送のうち4回以上受け入れを断られたケースがおよそ16%もあり、去年夏の第7波のピーク時の12.5%よりも増えています。
中には30回以上断られたケースもあります。

近森病院・感染症内科部長 石田正之医師:
「どこも似たり寄ったり。だからいつまでたっても救急患者さんが搬送先決まらなかったりとか、場合によっては県外に受け入れ先を求めるとかそういう事態になっている」

石田医師は年末年始の影響で、少なくともあと1週間以上は感染者の増加が続くとみています。

近森病院・感染症内科部長 石田正之医師:
「医療現場としてはとりあえず今あるリソースでできることをやっていくしかなくて」
「(皆が)できるかぎり健康に病気にならずに今の状況を乗り切る」