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News- 高知のニュース

よさこいの“生みの親”の思いを感じて… 武政英策さん没後40年・直筆ノートやピアノなど初公開【高知】

土佐人の魂とも言える『よさこい鳴子踊り』この歌を作詞・作曲したのが音楽家の武政英策さん。
「よさこい鳴子踊りの生みの親」と言われています。

武政さんは愛媛県出身で戦時中、高知に疎開した後、ペギー葉山さんが歌った大ヒット曲「南国土佐を後にして」を始め数々の名作を残しました。
没後40年の節目に合わせて高知市のよさこい情報交流館で開かれているこの企画展は、武政さんが手がけたレコードや直筆のノート、トレードマークのベレー帽などおよそ80点を展示。
親族から高知市に寄贈されたもので今回、初めて公開される貴重な資料です。

こちらは武政さんが作曲に使っていたアップライトのピアノ。
昭和29年に土佐の民謡「よさこい節」をベースに作った楽曲「よさこい鳴子踊り」もこの鍵盤から生み出されました。
時代と共に変化しながら世界にまで広がった「よさこい」ですが、コロナ禍の影響で祭りは3年連続中止となっています。
そんな困難な時代の今こそ、武政さんが「よさこい」に込めた思いを感じてほしいと佐伯館長は話します。

高知よさこい情報交流館 佐伯泰典館長
「武政さんが最初これを作られたときは戦後からの復興を願ってできたはず。この「よさこい鳴子踊り」でもう一度、みなさんを元気づけたいということを感じる」

武政さんの功績と思いを知ることができる企画展「音の旅人」は12月6日まで開かれています。