元豊ノ島・井筒親方が宿毛市と母校に化粧まわし贈呈「現役時代の商売道具、宝物」【高知】
2022年8月17日(水) PM7時20分
スーツに身を包み宿毛市役所を訪れたのは、今年5月に断髪式を行った元関脇・豊ノ島の井筒親方です。
親方「どうぞ」
高校生「ありがとうございます」
ふるさと宿毛市と母校・宿毛高校にそれぞれ1本ずつ、自身の化粧まわしを贈呈しました。
元豊ノ島・井筒親方
「現役時代の商売道具。ずっと付き添ってきたものですし、自分にとっては宝物」
井筒親方は2002年に初土俵を踏み6年後に関脇に昇進、18年にわたりおらんく力士として県民に愛されてきました。
今回宿毛高校に贈呈したのは、十両に昇進した2004年に宿毛高校から贈られた校章入りの化粧まわし。
宿毛高校生徒会長・谷有起さん(2年)
「あれを身に着けるのは重たいだろうなと思ったし、迫力がありました」
一方、宿毛市に贈呈したこちらは同じころ宿毛市にある自身の後援会から贈られたもので、アンパンマンの作者・やなせたかしさんがデザインした刺繍入り。
生涯で8本着けたうちの、貴重な2本です。
元豊ノ島・井筒親方
「戻るとこに戻るっていう感じですよね。もらった時点で引退したら宿毛高校に返そうと思ってましたので、いよいよ返すときが来たなって思いますよね」
ちなみに久々にふるさとに戻って実感したのは・・・
元豊ノ島・井筒親方
「ちょんまげ無くなって歩いてるとまあ誰にも気づかれなくて。宿毛帰ってきて3日目。きょうの午前中やっと『豊ノ島さんですか』って。それまでどこ歩いても言われなかったんで寂しいです」
宿毛高校に贈呈された化粧まわしは校内に、宿毛市に贈呈されたものは市役所内に展示されます。










