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News- 高知のニュース

『紫雲丸』事故から67年、修学旅行生28人犠牲の高知・南海中で追悼式、81歳の『同級生』も参列

1955年5月11日、本州と四国を結ぶ連絡客船・紫雲丸が高松市の沖合で連絡貨物船と衝突し沈没。修学旅行中だった高知市の南海中学校の生徒28人を含む168人が犠牲となりました。

事故から67年たった11日、南海中学校で追悼式典が行われ、遺族や南海中学校の3年生ら約200人が参列しました。

南海中学校・廣瀬啓二 校長「先月、北海道知床半島沖で起きた観光船の遭難事故は大変痛ましく、67年前の悲惨な紫雲丸遭難事故を彷彿させるもので、今回改めて海難事故の恐ろしさを思い知らされました」

南海中学校・生徒会長・江口拓海さん「今、友達と楽しく会話ができること、勉強ができること、この何気ない毎日を大切に過ごしていき、先輩方の思いを受け継ぎながら命の尊さを考え続けていきたい」

出席者たちは高松港の方角に向け建てられた慰霊碑に花を手向け、祈りを捧げていました。

紫雲丸に乗っていた同級生(81)「自分の体がガタガタです。来るのがやっとのことでね。こうやってお参りに来れることをありがたいことと思っています」

南海中学校では3年生は7月に、2年生は11月に、それぞれ修学旅行で関西方面に行く際に高松港に立ち寄り、犠牲者の追悼を行う予定です。