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News- 高知のニュース

一人でも多くの命を救うために 救急隊員と医師が連携「救急ワークステーション」【高知】

119番通報があった場合、各地の消防署から出動する救急車。一方、高知市の近森病院で始まった救急ワークステーションでは、救急隊員が病院に待機し、重症者の場合など時には医師と共に救急出動します。

救急隊員・横山さん
「いろんなことを勉強させてもらって現場でいかしていけるよう」

事業は毎週火曜日に実施され待機する間、医師や看護師から医学的な知識や応急処置の指導を受ける他、過去の症例も振り返りながら技術の向上を図ります。

過去の症例検討
センター長
「39・5度の患者…点滴したが熱中症なのかそれ以外は?(何が考えられる?)」
救急隊員「頭か心臓(の疾患)と疑ってたが・・・」
携帯鳴る「…出動ですね」

事業初日のきょう(10日)も要請があり救急出動。高知市の70代男性が運ばれてきました。患者の命を救うには病状の観察と応急処置を適切に行う事が重要ですが、この事業によって救急医療の向上が期待されています。

中央消防署・救急隊員 横山博之さん
「自分たちが救急の現場でどれだけ(患者さんの)情報を仕入れ観察できるのか、ドクターからいろんなアドバイスをいただきながら医学的な知識を深めてそれを生かせるような勉強ができたらいい」

近森病院 救命救急センター 根岸正敏 センター長 
「救急ワークステーション事業を重ねて、お互い信頼し合う関係を作りながら、現場で医者と救急救命士が連携して対応できれば、命の危機にある患者さんを一人でも救うことができるのではないか」

互いに顔が見える関係を目指してー救急隊員と医療関係者が連携する取り組みはこれから本格化します。