ウクライナ支援イベント「チキンキエフ」など伝統料理に長蛇の列、売り上げ約50万円が支援に【高知】
2022年4月11日(月) PM12時00分
オヴシアンニコウさん「今はいろんなウクライナの町が無差別に爆撃されている。医療不足、電気、ガス、水道なしで人々が避難所で苦しんでいる」
4月10日、高知市で開催された講演会。ウクライナの現状について語るのは首都・キーウ出身で高知工科大学の研究者コスチャンチン・オヴシアンニコウさんです。
日本とウクライナは8000キロ以上離れているが、ともにロシアの隣国で領土問題を抱えていること。また“昭和の大横綱”として活躍した大鵬の父親がウクライナ人であることなど、文化にも意外な共通点が多いと語りました。
オヴシアンニコウさん「私たちは似たような価値観を持っています。両国の協力、ロシアに対するさらなる圧力によって平和がもたらされる」
講演の直後、高知大丸前で開催されたのがウクライナ料理の販売イベントです。
主催者挨拶「皆さまが食べていただいた分が全部、募金となる。たくさん食べて帰ってください」
今回、販売したのは香草が入ったカツ料理「チキンキエフ」や「ボルシチ」などウクライナの伝統料理4品です。材料には高知県産の食材がふんだんに使われています。
県内の飲食店がオヴシアンニコウさんからアドバイスを受けながら試作を重ねてレシピを完成させました。再現度の高さにオヴシアンニコウさんも太鼓判を押します。
オヴシアンニコウさん「ウクライナの家庭料理です、一緒。本当に地元の料理と同じ感じ。とてもおいしいです」
店員「おいしいから」
客「なかなか作れないから」
販売開始から1時間以上経っても行列が絶えません。どの品も飛ぶように売れていきます。それぞれ100食用意されましたが、すべて完売。売上金およそ50万円は在日ウクライナ大使館に届けられるほか、ウクライナから県内に避難している親子の支援に充てられることになりました。
高知家「食」で応援プロジェクト諏訪恵治さん「食べるって単純なことですけど必要なこと。まずは食べて少しでも笑顔になってもらって各々が自分たちができる行動の中でできることをやっていったら」










