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News- 高知のニュース

牧野植物園の「新研究棟」起工式 子供たちが体験できる実験室に景色が楽しめるレストラン 【高知】

県立牧野植物園に新しい研究棟が建設されることになり、きょう(8日)起工式が行われました。植物の力を活用する最先端の研究が県民にも身近になりそうです。

新しい研究棟ができるのは、これまで資源植物研究センターがあった県立牧野植物園の南園です。きょうは工事の安全を願う「起工式」が行われました。

式は同じ五台山にある竹林寺の僧侶らによる仏式で行われました。四季折々の植物が楽しめる牧野植物園は県民の憩いの場として親しまれています。

森下 恵記者
「植物園の遊歩道です。新しい研究棟はこちらから直接入ることができます」

新しい研究棟は3階建て。以前の資源植物研究センターより2.5倍の広さがあり一般開放されます。

1階は子供たちが植物エキスの抽出などを体験できる実験室、2階は研究スペースです。3階には総ガラス張りで植物園の景色を楽しめるおよそ60席のレストランができます。

牧野植物園には6人の研究者がいて小林製薬などの企業や大学と連携して植物のエキスを活用した薬の開発などを行っています。研究棟にはこうした外部の研究者との共同研究スペースも設置されます。

牧野植物園では高知県に自生するおよそ3000種類の植物のなかから薬の開発に役立つ植物を探していきたいとしています。

川原 信夫園長
「これからの世代・社会を担っていただく若い方々に、植物に関する興味を持っていただき、植物に関する研究の道に進んでいただけるような、そういう経験の場を提供できることが非常に大きい部分ではないかと思います」

新しい研究棟は2023年1月に完成予定です。

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