新しい買い物のカタチ「電子レシート」とは・・・紙ごみの削減、家計簿代わりにいかが?【高知】
2021年8月24日(火) PM8時00分
スーパーで会計を済ませたこの男性
Qレシートどうしています
夫婦「捨てています フフ」
女性「見たら捨てています。フフフ」
野村舞アナウンサー
「買い物をした時に発行されるのがこの紙のレシート。このレシートをスマホで受け取るサービスが始まっています」
高知県の内外で23店舗を展開するスーパーマーケット・サニーマートがこの夏導入したのが「電子レシート」です。買い物をするとスマートフォンに紙と同じ様式のレシートが表示されます。導入の目的は
サニーマート経営戦略室 眞鍋隆裕 担当マネージャー
「紙のレシートの削減を期待している」
実は、サニーマートで出る紙のレシートの長さは1カ月で平均470キロにも及ぶそう。直線距離では高知市から静岡市までの長さになります。ゴミの削減が狙いのひとつです。
使い方はスマホ用のアプリ「スマートレシート」をダウンロードし、サービスカウンターで店のポイントカードと紐づけます。するとレジでカードを示すだけで、スマホにレシートが届くようになります。利用は無料です。
さっそく、電子レシートの利用を始めたのが高知市の会社員、弘瀬美紀さん。食べ盛りの中学生の息子2人を育てている真っ最中です。この日も食料品を買い込みました。
店員
「アプリの方でレシートをご確認ください」
紙のレシートは出ません。電子レシートで生活に変化はあったのでしょうか?
電子レシートを利用 弘瀬美紀さん
「今までレシートが紙で出ていたが出てこなくなった。家計簿をつけるのにまとめてレシートをためておく必要があったがその必要もなくなった。財布もかさばらなくて使いやすい」
実は電子レシートのデータは13ヵ月間保存されます。
電子レシートを利用 弘瀬美紀さん
「毎月の集計が出るのでその月にいくら使ったか、食費の合計が確認できる」
食費・日用品などカテゴリー別に表示する機能もあり家計簿がわりにも使えます。サニーマートではサービス開始から1カ月半で3000人ほどが登録したそうです。
サニーマート経営戦略室 眞鍋隆裕 担当マネージャー
「買い物の内容をいつでも確認できるし、レシートを捨てるといううしろめたさもありませんので気持ちよく買い物できる」
「弊社だけじゃなくいろんな企業さんが取り組んでくださることで高知県全体の紙レシートが減ればいい」
紙ゴミを減らし、家計の管理を楽にする電子レシート。新しい買い物の形が始まっています。
※電子レシートサービスの登録人数について、放送では300人とお伝えしましたが、3000人の誤りでした。訂正してお詫びいたします。