県内の自動車学校で初導入『オンライン教習』顔認証でなりすまし対策・感染症のリスク軽減へ【高知】
2021年6月11日(金) PM8時20分
高知市にある一宮・高知県自動車学校です。
運転免許を取得する際は運転技術を身に着ける「技能教習」と、交通に関する法律や知識を学ぶ「学科教習」を受ける必要がありますが…
美崎 由梨記者
「この学科教習がこちらのタブレットやスマートフォンを使って、24時間いつでもどこでも受講できるようになります」
新型コロナ対策として指導員や教習生同士の接触を減らすため、県内の自動車学校として初めて学科教習をオンラインで受けられるシステムを導入しました。
教習生は事前に登録し受講前にシステムにログインします。
オンライン受講は「本人のなりすまし」など、不正行為の対策がネックとなっていましたが・・・
一宮・高知県自動車学校 明智健総務課長
「登録する時にその方(教習生)の顔写真を登録します。受講時にも顔認証が入ります」
受講時に複数回顔認証が行なわれ、別人の場合は視聴ができない仕組みです。
授業音声
「信号と聞くと皆さんは信号機を想像すると思います。でも実はあとから出てくる手信号・灯火信号と呼ばれるものも信号の種類として扱われます」
1コマ50分の学科教習26回のうち21回の座学を自宅などで受講できます。
こちらの自動車学校では教習車のハンドルをアルコールで除菌したり、オゾン発生器を置くなど新型コロナ対策を施しています。
今回のオンライン受講も感染症のリスク軽減が一番の目的ですが、その利便性にも期待を寄せています。
一宮・高知県自動車学校 明智健総務課長
「24時間配信でお仕事が休みの日や終わった後、夜遅くや夜中でも受講可能なので非常に便利になるのかな」
「自動車学校の学科もオンラインという形でうまく活用していただけたら」