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News- 高知のニュース

海中のスノードーム!?大月町でサンゴの大規模産卵 今年初確認【高知】 

まるで海中のスノードーム。
大月町で今年初めて
サンゴの大規模産卵が確認され
幻想的な光景が広がりました。

(産卵の様子)

粉雪が美しく舞うように
海中をゆったりと漂う無数の白い粒。
これはサンゴの大規模産卵の様子です。

県西部のサンゴの生態などを研究する
黒潮生物研究所が撮影しました。

多くのサンゴは6月から9月上旬の夜に
およそ1時間半かけ産卵します。

今回確認されたのは
「スギノキミドリイシ」と「サモアミドリイシ」の
2種類の産卵です。

県西部の海域では
長年サンゴの天敵オニヒトデによる
食害が課題となっていて
研究所や地元の人たちが集まり
駆除に力を入れています。

その効果が現れたのか今回確認されたのは
6月上旬に見られる産卵としては
ここ10年で最も大きい規模だということです。

(きのうも産卵確認)

(2日連続で神秘的な光景)

黒潮生物研究所・目崎拓真所長
「夜の海の中で命の誕生の瞬間が
 夜な夜な人知れず繰り広げられていて
 今後もこういった産卵が
 見続けられるような状況が
 続いていけばと思う」

研究所では来月
土佐清水市の竜串海岸で
産卵を観察するツアーを開くことにしています。