カヤックに4輪バギー 仁淀川を遊びつくそう!日高村の新スポット「ミライエ」 【高知】
2021年6月4日(金) PM7時29分
自然と一体になれるカヤックに迫力満点のバギーも。高知市から、わずか40分、大自然を満喫できるスポットが高知県日高村に誕生しました。
緑がまぶしい仁淀川流域の山あい。今年4月、日高村北部の7つの集落からなる能津地区に集落活動センター「ミライエ」がオープンしました。
能津地区への移住者を増やしたいと開設され、地元の食材を使ったレストランや特産品を購入できる売店が人気を集めています。
さらに集落活動センターでは珍しいこんなこともー
能津集落活動センター「ミライエ」山中 望美さん
「特徴としては体験ツアーができる、アクティビティーが楽しめるところが最大の魅力」
村自慢の大自然を余すことなく感じられる「体験型アクティビティー」を取り入れたのです。夏本番、これからの時期におすすめなのが奇跡の清流仁淀川を滑るように進む「リバーカヤック」です。
川辺 世里奈アナウンサー
「仁淀川を楽しむぞー!」
インストラクターの小松さん親子に手ほどきを受けながら私も初挑戦したのですがー
川辺アナ
「これ落ちませんか?大丈夫ですか…こわい」
それでも漕ぎ進めること5分ー。
川辺アナ
「あーきれい!山の緑と仁淀ブルーに包まれて癒される。あ、漕ぐの忘れた」
仁淀川は秋と冬に最も透明度が高くなりますが、水面に映る山の緑が美しい6月から7月もおすすめなんだそう。
能津集落活動センター「ミライエ」小松 昇平さん
「川は通常上から見るが、自分の目線が川と水平になるのは非日常体験だと思う。子供がいなくなっちゃうと次の世代につながっていかないのでアクティビティーとか自然環境を通して能津に住んでほしいなというのが最終目標」
能津地区は少子高齢化などの影響で10年前に比べて人口がおよそ20%減少していて移住者の誘致に力を入れています。
いの町から移住したというスタッフの山中さんはー
能津集落活動センター「ミライエ」山中 望美さん
「子供3人を育てているが子供たちがのびのび育っていて田舎ならではの温かいコミュニティーがあって、社会で子供を育てられているところが魅力的。ここに引っ越してきて子供を育てることができてよかった」
そんな移住者のアイデアから誕生した最新アクティビティーがこちら。
仁淀川沿いを颯爽と駆け抜ける「ネイチャーバギー」です。
ただ眺めるだけではもったいない!「仁淀川を最大限遊びつくそう」という移住者の声から生まれました。
川辺アナ
「風を切りながら走る気分は最高です」
道の途中には…
「え!ここ行くんですか?」
たどり着いたのは真っ白な河原です。砂利の上をバギーで進む新感覚。思わず大はしゃぎしてしまいました。
仁淀ブルーや仁淀川で最も長い名越屋沈下橋を眺めながら絶景ドライブが楽しめます。
ほかの集落活動センターに先駆けてアクティビティーを取り入れた「ミライエ」。そこにはこんな理由がありました。
能津集落活動センター「ミライエ」山中 望美さん
「集落活動センターの補助金は県から交付されているが、それに甘えることなくしっかり自立して自分たちで経済を回していけるように、自立した団体を目指して運営している」
集落活動センターの中にあるレストラン「ミライエ・キッチン」で食べられる「山椒とり天うどん」もそんな熱い思いから生まれました。
川辺アナ
「口に入れた瞬間 山椒の辛みがくる。それがジューシーなとり天によく合います」
仁淀川流域で栽培されている山椒をたっぷり使った自慢の一品です。村民のアイデアが詰まった新たな施設に住民とスタッフは地区の将来を託しています。
能津集落活動センター「ミライエ」山中 望美さん
「四季折々楽しめる自然体験がいっぱいできる場所なので、より多くの若い方親子連れにも来てほしい。移住先の候補として気が付いてもらえるような能津地区の知名度を上げていけるような施設にしたい」
移住者が増え、子どもたちの元気な声が響き渡る「未来へ」。集落活動センター「ミライエ」は走り出したばかりです。