語り継ぐ3.11「変わらずにあったのは海だけ」教訓を次世代へ 被災者が子どもたちに体験語る【高知】
2021年3月11日(木) PM7時00分
宮城で被災した 小島春美さん
「流されてきた車や壊された家の柱、流木、曲がったガードレール、色んなものが1mを超える高さで辺り一面を埋め尽くしていた」
宮城出身の小島春美さんです。10年前、実家が津波に襲われました。
その後、いの町のとさ自由学校に現在2年生の息子を通わせるため高知に移住。きょう(11日)は学校が開いた防災学習会で子どもたちに被災体験を語りました。
宮城で被災した 小島春美さん
「子供の頃に行ったサイクリング場、友達と行った花火大会」
「震災後、同じ場所へ行ったらそこがどこなのか、自分がどこに立っているのか分からないほど何も残っていなくて、変わらずにあったのは海だけでした」
5年生
「前よりそのこと(地震や津波)がこわくなりました」
「これからお母さんたちと話し合って、いざとなった時に避難できるようにしたい」
また校舎を建設した高知市のミタニ建設工業からかまど付きベンチが贈呈されました。早速、子どもたちは炊き出し訓練を行って、いざという時に備えていました。