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News- 高知のニュース

四国八十八ヶ所霊場・善楽寺の女性住職が塗香の香り再現した『お香スプレー』開発【高知】

四国八十八ヶ所霊場30番札所、高知市の善楽寺です。
住職を務めるのは島田希保さん(36歳)、善楽寺初の女性住職です。
島田住職は2017年手に塗って使う粉状のお香「塗香(ずこう)」を広めようと、寺オリジナルの香りを調合し授与を始めました。
女性ならではの視点で仏教を身近に感じてもらう工夫を重ねています。

そんな島田住職が新しく開発したのが『お香スプレー』です。
開発のきっかけは新型コロナウイルスの蔓延にありました。
マスクが欠かせない生活を強いられる中、僧侶仲間からこんな相談があったのです。
(善楽寺・島田希保住職)
「塗る、清めの塗香をマスクに香りづけで使えないかと相談をされまして」
マスクに塗香をつけると茶色く変色してしまうため、考え付いたのが水タイプのお香でした。
生薬でもおなじみの桂皮・丁子や、安息香といった殺菌性が高いとされる植物を調合し、オリジナルの塗香2種類と同じ香りを再現しています。
マスクの外側に1回から2回ふきつけ、アルコールを軽く飛ばしてから着用します。

まずは梅をイメージした香りの「梅見地蔵」を体験しました。
(野村舞アナウンサー)
「オリエンタルな香り、癒やされる」
もうひとつ花の香りを強調した「そよ風の霧香」は・・・
(野村舞アナウンサー)
「気分が華やかになるスッキリ系の香り」
(善楽寺・島田希保住職)
「ちょっと落ち着きたい時は梅見地蔵、華やかな明るい気持ちになりたい・気分転換をしたい時はそよ風の霧香を使ったりしている」

自然の原料を使っているため、香りの持続時間は30分程度と短めに抑えられています。
(野村舞アナウンサー)
「こんなマスクだったら進んで付けたくなる」
(善楽寺・島田希保住職)
「まだまだマスクの期間は長い。少しでも楽しくマスクを使うための後押しになればいいかな」
300回噴霧できるお香スプレーは、善楽寺で1つ1000円で授与されています。

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