- 日時
- 2025年11月20日(木)10:30~12:00
- 場所
- 本社会議室
審議
「さんさんテレビアナウンサーの仕事について」
報道部⾧ 野村 舞
報道部⾧ 野村 舞
議事概要
さんさんテレビには10人のアナウンサーが在籍し、全員がアナウンサー以外に、他の業務を兼務している。
アナウンサーが記者業務などを兼務することには、「取材対象者との距離が縮まり円滑なコミュニケーションが可能になる」「原稿作成を通じて語彙力や表現力が向上し、ニュース制作の理解が深まる」さらに「キャリア形成に役立つ」といったメリットを感じる一方で、「業務量が増え練習時間が不足し精神的、時間的負担が大きい」「記者業務中心の評価によりアナウンサーとしての専門性が薄れる恐れ」「役割の違いから不公平感が生じる」といったデメリットもある。
総じて、兼務は人手不足への対応として全国的に広がっているが、スキル向上の機会にもなる半面、過度な負担がストレスや退職につながるリスクも抱えている。
<委員から>
- アナウンサーの成⾧過程を見ることは、視聴者の楽しみでもある。失敗を恐れず挑戦を続けてほしい。
- 業務が多岐に渡るため、3年後、5年後の目標設定が難しいと思う。
テレビ局ではアナウンサーが会社の顔であり、ブランド価値を高めるために役割を的確に果たすことが大切だ。 - 兼務はやりがいや成⾧をもたらす一方で、専門性の低下や業務負担という課題を抱えている。泥臭い努力を続けながら、正しい日本語と正確な情報を伝えることを重視し、災害時を含め報道の本質を損なわないようにすることが求められる。
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