第286回

KSS- 第286回番組審議会議事録

審議

「真実への道～96歳高知初の女性弁護士～」
9月20日（土）17:00～17:30放送
制作：高知さんさんテレビ

さんさんテレビが変わったという印象を実感できる、放送局らしい矜持のある番組だった。
心に刺さる言葉が次から次へと出てきて、立場が違っても自分に置き換え、奮い立たせてもらえるようなとてもいい番組だと思う。
戦後80年の節目に、このような番組を制作してくれたことに感謝したい。
戦後の苦労や苦難の上に今の自分たちが生きていて、今回の女性弁護士をはじめ、様々な恩送りを受けて自分たちがいる。真実の追求とか、この世に生まれてきた責任というのは、今度は自分たちが次の世代へ伝えていかなければならないと強く感じた。
高知県には、他に12人の女性弁護士がいるので、藤原弁護士の活躍がどのように次の世代に受け継がれてどう発展しようとしているのかが分かると、番組に深みが増すと思う。
とてもいい番組だったが、藤原弁護士が関わった人たちの声をもっと聞きたかった。それがあると藤原弁護士の“人となり”がさらに浮かび上がって来たのではないか。それを描くには30分番組では尺が足りないと感じた。
今回描き切れなかった内容を盛り込んで、もう少し⾧尺の番組、または連続ものでもいいのでこれからも挑戦していってほしい。