KSS- 第264回 番組審議会議事録
- 日時
- 2023年7月20日(木)10:30~12:00
- 場所
- 本社会議室
- 対象番組
- 第32回FNSドキュメンタリー大賞ノミネート作品
「旦過で生きる」
2023年7月1日(土)25:20~26:15 制作:テレビ西日本
議事概要
- 2度の火災に遭いながら、あれほどまでにたくましく、あの場所にこだわり、高齢でも再建に向けて頑張っている人たちを、よくドキュメンタリーにしたと思う。
- 再建までこれだけのブランクがあった後で現場に復帰し、自分で調理して配膳までする86歳の店主・徳岡朱美さんのすごさを感じた。
- 火災の映像と被災者のインタビューは、とてもインパクトがあり印象に残った。
- 非常に分かりやすく、地元を愛し続ける人たちの思いが伝わってくる番組で、深夜帯の放送で4.5%の視聴率(世帯)も納得できる。
- 私たちの身近にある街づくり、防災、店舗や商店街のことについて問題提起したという意味では、非常に有意義な番組だと思う。
- 2度の火災に気丈に立ち向かい店を再開し、軌道にのせるところまでを上手く描けていたと思うが、旦過そのものについての情報がもう少しあると番組に入りやすかった。
- 徳岡さんをメインで描いたのか、それとも旦過の現状を描いたのか、情緒的に描いてしまったので背景が今ひとつ見えてこない。徳岡さんの子どもや再開発計画についても出てこず、番組全体が情緒的に流れたような印象を受けた。
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