第231回 高知さんさんテレビ 番組審議会議事録

日時
2020年3月19日(木)10:30~11:45
場所
高知さんさんテレビ 2F 会議室
対象番組
恋する、夢二~吉岡里帆がたどる 竹久夢二、美人画の源流~」
2020年3月7日(土)25:20~26:15 制作:石川テレビ

議事概要

  • 夢二を想像しながら見ていましたが、再現VTRにしたことで、印象が強過ぎ違和感を覚えました。例えば、顔出しやセリフを入れないなど、一番大事な場面だからこそ想像力を広げる見せ方に工夫があったのではないでしょうか。
  • 番組の構成も分かりやすく、それぞれの土地で、夢二と三人の女性の物語があり、作品に大きく影響しているっていう流れが、最後までシンプルにつながっており、伝えたいことが整理されていたと思います。
  • 画家としての人物像というよりは、なぜ彼の作品が、今も若い女性に受け入れられているという背景をあらためて伝えたいという意図を感じました。
  • 大正時代ということで、三人の女性や夢二自身の写真が全国の美術館や資料館で収集、保存出来ていたからこその番組で、人の営みも感じとることが出来た作品でした。
  • 映画化もされている「恋する夢二」著作権の問題もあると思いますが、番組内にその映画の一部シーンでも入れていたら、もっと興味深く見ることが出来たかと思いました。
  • 視聴者ターゲットという点では、あえてターゲットはなかったのでは?つまり女性の意見と男性の思いを皆さんが聞きたかった現実があり、ジェンダーレスでターゲット無しなんだと。マルチに性差なく刺激したという意味で巧みな番組だと改めて感心しました。
  • 絵画論は、あえて排除し軽く作ったのかと、ちょっと物足りなかった内容でした。著名画家から影響を受けた生き様も紹介すれば、厚みも増したのでは。そして、大正ロマンっていう時代背景にもう少し焦点を当てて欲しかった。
  • 出演した館長が全員女性で、意識の上作ったのだろうと。エンドロールには、企画や構成のスタッフ8人の内4人が女性。ロマンといえば、男のイメージがするところを女性目線でロマンを語ったのかと。
  • 夢二、私たちの時代に商売の機会を与えてくれたのでは。若い女性たちが私たちの感性ではありえないような色と柄を組み合わせた大正ロマンの着物でそぞろ歩き。京都、金沢の温泉街の活性化への商材で、和服業界にとっても、商売の手法を与えてくれたと。恋心と感情だけでなく、いろんなことを享受してくれる画家で特異稀な男性じゃないかと思います。

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