KSS- 第224回 番組審議会議事録
- 日時
- 2019年6月18日(火)10:30~11:45
- 場所
- 高知さんさんテレビ 2F 会議室
- 対象番組
- 「僕のプールにサメがいる~室戸のキセキ・廃校水族館」
2019年5月18日(土)14:00~14:55 制作:さんさんテレビ
議事概要
- 水族館のスタッフ4人の方の名前が全く出ていなかった。例えば、魚の名前を出したように、個人情報として問題があれば、名字だけでも入れてあげたら良かったんじゃないか。そして、イベントでまかない汁をやっていた主催者や組合の名称など地元で応援している人たちの事も、もう少し丁寧に紹介した方が良かった。
- 番組冒頭が、ナレーションなしで、BGMと子供の声、水の音だけっていうあの展開。最初は、あれ?なんか人の声が聞こえない?と思いながら、逆にすごく見入ってしまいました。おもしろい入り方だと感じ印象に残っています。
- 市議会での反対発言などが生々しく、少し引いたんですが、当の若月さんは「廃校は地域経営の失敗だと思っている・・・」と冷静な反撃コメントを出し、さすがだなと思って見ていました。
- 「よそ者扱いしたらいかん」という安岡さんのコメントが気になりました。すごく問題提起を含んでいる言葉だと思って最後まで引っ掛かりながら見てました。こういう言葉が放送される事にリアリティを感じ、田舎特有の部分があるのかなと。当然、地域振興にとっては致命的なことだと思いますし、そういう事を無くしたい思いからおっしゃった言葉だと感じました。
- 番組コンセプトとして、廃校水族館が、「一筋の希望の光になれるのか」と書かれていましたが、十分、光を大きくしていく可能性があると思うので、室戸市を含めた地域の方々の意識が大きく変わっていくことに期待したいと思います。
- 地域の穏やかな空気感と、同じようなテンポが番組内に感じられ、過疎化が進む地域のさまざまな逆境を逆手にとって、地域を巻き込み水族館を運営している様子が良くわかる番組構成でした。
- 若月館長が、ホルマリン漬けの解説をする場面がありましたが、その際、スタッフのみなさんが爆笑されているシーンがカットされず面白かったと。取材班と若月さんとの関係性ができているからこそ、笑うことができるし、放送する事も出来ると思い丁寧な取材活動が出来ていると思いました。
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