KSS- 第214回 番組審議会議事録
- 日時
- 平成30年6月19日(火)10:30~11:45
- 場所
- 高知さんさんテレビ 2F 会議室
- 対象番組
- FNSドキュメンタリー大賞ノミネート作品
「ときは流れ、水のながれ~四万十川、沈下橋とともに~」
平成30年5月26日(土)14:00~14:55 制作:高知さんさんテレビ
議事概要
- すごく丁寧な取材で、川漁師の黒澤さんが、震災を機に移住して頑張るという、ヒューマンドラマ的な切り口であったと思いますが、ベタベタな感じはありませんでした。
- 番組のタイトルは、「ときは流れ、水のながれ・・・」ですが、番組の内容とタイトルと少し乖離しているのではないかと思いました。「ときは流れ・・・」ということからすると、四万十川の歴史を、もう少し掘り下げて演出出来ていたら、もっとよかったと思います。
- 近年ウナギが捕れないとか、アオノリが採れないとか、そういう話は聞いていたのですが、実際、何が原因で今何が起こっているのかは、知りませんでした。現状と今後の取り組みを丁寧に説明されていたので、四万十川ってこういうふうになっているんだと、理解を深めることができました。
- 自然を壊すのは一瞬だけど戻すのは大変だとか、考えさせられる内容でした。たとえば学校の教材とかで取り上げてみてもいいのかなと思いました。映像もすごく美しかったので、また久しぶりに四万十川に行きたいと思いました。
- 川砂利を採っていた時の方が、アオノリが多く採れたっていう、自然破壊が逆に自然を作っているみたいな部分が、事実として面白く一番印象に残りました。
- 昔の情景、砂を採る映像っていうのは、昔見たことがあるような気がしてきました。非常に良い番組で、秀作だと。ぜひ若い人にも見せてあげたい番組だと思います。
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