高知県議会の定数見直し案 反対多数で了承されず、自民党議員「現在の定数が最低限」
2026年7月10日(金) PM7時15分
2027年春の県議選は現在の選挙区割りと議員定数のまま行われることが決まりました。議員定数の変更案をまとめた報告書が7月10日の県議会に提出されましたが、承認されませんでした。
議員定数は各選挙区の人口に比例して定められます。しかし、県内では人口が少ない地域の議員数が多い地域を上回る「逆転現象」が起きています。
定数を検討する委員会は、2027年春の県議選に向けて国勢調査のデータをもとに見直しを実施。
人口が多いにも関わらず議員定数が「1」である土佐市と香美市の選挙区は「2」に増やし、人口が少ないものの議員定数が「2」の吾川郡と宿毛市・大月町・三原村は「1」に減らす案をまとめ、7月10日の県議会で委員長報告を提出しました。
県民の会は賛成の立場で討論。
県民の会・坂本茂雄 議員:
「逆転現象の放置をさらに重ねることになることからも、条例改正が速やかに行われることが望ましい」
県議会の過半数を占める自民党は“現状を維持すべき”だと反対しました。
自民党・土森正一 議員:
「有権者の声を県政に届けるためには現在の定数が最低限である。次期の協議の場において抜本的かつ十分検討すべき」
採決の結果、委員長報告は承認されず、定数変更の条例改正案を提出するに至りませんでした。これにより、2027年春の県議選は現在の選挙区割りと議員定数のまま行われます。
6月県議会は、新県民体育館の設計費用などを盛り込んだ30億4000万円の補正予算案を可決し、閉会しました。










