“純度100%”の暗闇運動会で目の見えない人の世界を体験 参加者「聴覚が研ぎ澄まされる感覚」
2026年6月18日(木) PM7時57分 <PM7時59分 更新>
高知市で開かれたのは完全に光を閉ざした“純度100%の暗闇”の体験会。このイベントは2026年10月から開催されるよさこい高知文化祭の一環で、障害者の世界観を理解するプログラムです。
6月18日は県の関係者やメディア向けに体験会が開かれました。暗闇の中を視覚障害者の案内で視覚以外の感覚やコミュニケーションを楽しみます。
行われたのは赤組・白組に分かれての運動会。ですがその会場はグラウンドではなく、真っ暗闇です。カメラやスマホなど光を発するものの持ち込みは一切禁止、目が不自由な人が使う白杖を持って入場です。
中川果歩 記者:
「やばい!暗い!何も見えないですどこを歩いているかも分からない。目を閉じているのと同じ」
最初に行われたのはボールを使ったゲーム。
中川 記者:
「結構大きいボール」
アテンダー:
「どんなボール?」
参加者:
「サッカーボール」
アテンダー:
「音が鳴る。なんでサッカーボール?」
参加者:
「大きさ」
「重さ」
声を掛け合いながらボールを転がします。
中川 記者:
「ここです!あ!きた!」
休憩の時間にはある飲み物が配られました。
中川 記者:
「ビンです…ごっくん馬路村?」
触っただけで正解しました。さすが高知県民。約1時間による体験が終了、光によるまぶしさを防ぐため目を閉じて退場です。
中川 記者:
「目を閉じていると同じくらい真っ暗なんですが別の感覚、香りだったり声があることで安心感があって、最後の方は(暗闇に)慣れてきた感じがしました」
参加者:
「恐怖感を覚える暗さでびっくりしました。逆に見えない分、聴覚が研ぎ澄まされる感覚がありました」
ダイアローグ・ジャパン・ソサエティ 志村真介 理事:
「暗闇の中では視覚障害者が忍者のように動きまわりますから、これまで助けないといけないと思っている一般の方が(障害者に)助けられる、お互い目を使っていない対等な出会いを楽しんでいただければと思います」
暗闇を体験できるこのイベントはよさこい高知文化祭の一環として、11月21日から27日まで高知市のかるぽーとで行われます。7月上旬から先行受付が開始されます。
また、体験した中川記者によりますと約1時間の体験で最も発した言葉は「自分の名前」だったそうです。暗闇の中では「自分はここにいます」と声を出し、自分の存在を相手に伝えることが自分も皆も安心できたということです。










