画像

  • 画像
  • 画像
  • 画像
  • 画像

News- 高知のニュース

2年連続バスケU18代表・澤近一颯選手 祖父の教え胸に高知の進学校で貫く文武両道

こじゃんとスポーツ、今回のテーマはバスケットボールです。主役は高知から2025年、2024年と2年連続で18歳以下の日本代表に選ばれた男子高校生です。文武両道を貫き、将来はプロを目指すという彼の姿に迫りました。練習に打ち込んでいるのは高知市朝倉にある高知学芸高校のバスケ部です。

2025年の県体では、12年ぶりにベスト4に進出しました。そのチームを率いるのが、笑顔がまぶしい身長188センチのキャプテン・澤近一颯選手です。放課後の練習時間は約2時間。練習スペースも限られている進学校に通いながら2025年、2024年と2年連続で18歳以下の日本代表に選出されました。

高知の生徒が選ばれるのは異例のことで、おらんくの逸材なんですよ。彼の最大の武器は、ずば抜けた得点能力。バスケには、ポイントガード、パワーフォーワードなど5つのポジションがありますが、特に得点力が求められるシューティングガードを主に任されています。

通常、1試合で20得点あげれば高く評価される中、澤近選手は40得点という驚異的な数字を何度も記録しています。バスケは1試合、全部で40分ですから単純計算で、2分に1回シュートを決めている計算になります。

シュートを打つ時に大切にしているのは高2のときに祖父からもらった、あるアドバイスです。

澤近一颯 キャプテン:
「決めよう決めようということじゃなくて、入ると思ってシュートを打つべきだっていうのを話してもらって」

このアドバイスを実践したところ、緊張する場面でもリラックスして打てるようになり、シュートの精度が増したと言います。祖父はバスケ選手ではありませんでしたが、仕事やスポーツの経験を通して感じたことを伝えてきたそうなんです。

澤近選手を見守るのは父・正仁さんです。高校で数学を教えながらバスケ部を指導しています。息子が2年連続で代表に選ばれたことについて―

バスケ部副顧問 父・澤近正仁さん:
「どこが良かったかわからないんですけど、(代表に)選ばれたんで彼なりに頑張ったのかなと思います。どんなときにも頑張れるというか、がむしゃらにやって、いろんな行動でみんなを引き付けるようなバスケット選手になってほしい」

澤近一颯 キャプテン:「一生懸命やることを当たり前にして(練習)入りの部分大事やき熱量出して、声出してやるぞ!」
部員:「いくぞ!」

歴代の先輩たちがつないできた学芸のバスケを守りつつも、日本代表として強豪校の選手たちと切磋琢磨した経験をチームに伝えることが自分の使命だと言います。

澤近一颯 キャプテン:
「1個1個のポイントだったり、こだわらないと上位校のチームには勝てないっていうのがあって、練習の質だったり、強度を大切にして全員が高い意識でやろうと常に言ってます」

そんなキャプテンは技術だけでなく精神面でも仲間から尊敬されています。

学芸高3年・宮崎想 選手:
「3ポイント(シュート)だったり、うまさもそうなんですけど、みんなに気を配ってチームを率いていけるところが尊敬すべき人物ですね」

学芸高1年・大城孝文 選手:
「ほんとにオールラウンダーな選手で特に外のシュートがほんとにすごくて、吸収できるところはいっぱい吸収したい」

学校から帰ったら家でも練習です。さらに、自宅では変わったトレーニングも―

澤近一颯 キャプテン:
「一本歯下駄といって、体幹を立っとくだけで鍛えられるっていうものです」

体の軸の安定がシュートを決める絶対条件だそうです。父も兄も学芸バスケ部のOBという環境に育った澤近選手は、小3からバスケを開始。学芸中学3年のときには15歳以下の強化選手が集う育成キャンプにも招集され、県外の強豪校からも声がかかりました。あえて学芸高校に進んだのは、兄の言葉に背中を押されたからなんです。

澤近一颯 キャプテン:
「より険しい道を選ぶといいよと言ってもらって、勉学もそうですし、バスケットも両方高い基準でどんどん進んでやっていくという険しくて厳しい道を選ぼうって思ったのも決めた一つの理由です」

文武両道を目指す澤近選手。学芸出身の記者が成績を聞いてみると?

記者:「今の成績はどんな感じ?」
澤近一颯 キャプテン:「今はちょっと60番から70番くらい」
記者:「学年で?すごいじゃないですか」

澤近選手には、大きな夢があります。

澤近一颯 キャプテン:
「将来、自分はプロの高いレベルでバスケットをしたくて、そこでいろんな方に応援してもらえるような選手になっていきたい」

憧れの渡邊雄太選手らが活躍するBリーグの舞台に立つことを見すえ、大学は関東リーグに所属する難関大学を目指している澤近選手。その前に学芸のキャプテンとして成し遂げたいのは―

澤近一颯 キャプテン:
「県でチャンピオン、優勝して全国大会に行くことを目指しています」

学芸バスケ部全員:
「高知学芸バスケ部インターハイ目指して頑張るぞ!ヨシ!」

Bリーグは47都道府県すべてでチーム設立を目指しているということです。高知にもぜひクラブを作ってもらって将来、そのチームで活躍する澤近君の姿を見たいですね。