創部以来初の甲子園へ!21世紀枠に高知農業、“幼なじみバッテリー”で春のセンバツに挑む
2026年2月2日(月) PM7時30分

3月に開幕する春のセンバツ高校野球、困難克服や模範的な要素をもったチームが選ばれる21世紀枠で高知農業が選出されました!高知農業とはいったいどんなチームなんでしょうか。週末のチームの動きを取材しました。
春夏通じて初めての甲子園出場となる高知農業高校。評価ポイントは「部員不足による連合チームでの大会出場を乗り越えたこと、小中学生対象の野球教室開催といった県内での野球の普及活動」など。
高知農業野球部・下坂充洋 監督:
「辛い中でも踏ん張って継続をしてきました。その小さな取り組みが評価していただけたことは私もすごく感謝していますし、卒業生がうれしくなっていると思います」
さらに2025年秋の高知大会準々決勝では、その後優勝する明徳義塾相手に先制し、延長10回タイブレークにもつれる大熱戦!その戦いぶりも評価されました。
21世紀枠発表の瞬間、高知農業のわずかグラウンドにはわずか4人…実はこの時、2年生部員が修学旅行で東京に行っていたのです。キャプテンが吉報を聞いたのは羽田空港に向かうバスの中でした。
高知農業野球部・杉本仁 キャプテン:
「自分たちが呼ばれているとも思ってなくて、最初はほんとに!?と思いながら見ていました」
センバツ出場決定から5時間ほどが経ち、2年生を乗せた最終便が高知に到着。野球部員に話を聞いてみました。
有光楓馬 選手:
「めっちゃ楽しかったです。ディズニーとか走り疲れるまで遊んできたっす」
Q甲子園よりディズニー
「さすがに甲子園っす!うれしすぎて友達に自慢しまくってたっす」
その翌日午前9時、甲子園に向けた追い込みが始まるかと思いきや―
行っていたのは地元・香長中学校との合同練習。地域への野球普及活動の一環で、声の出し方や体の動かし方などを中学生にレクチャーしていました。中でもひと際声を出していたのは、とにかく元気な下坂監督。
監督:
「もいっちょこい!もいっちょこい!もいっちょこ~い!ごめ~ん!こっちだ~!ファールや~ファール~!」
澤田選手:
「あの先生はほんとに熱い人ですよ。一段違う力強さというかみんなを鼓舞してくれる」
2019年に監督就任後、近隣中学での生徒の勧誘や野球教室の開催などで部員不足の解消に努めてきました。
高知農業野球部・下坂充洋 監督:
「単純に(甲子園に)行ったことないので、キャッチャーとして守ってみたいなってところが正直なところです。21世紀枠(候補)校の他の学校、苦しい思いをした学校もたくさんいるので絶対1回戦突破は一つ目標です」
そんな1回戦突破のキーマンとなるのが2年生エース・山下蒼生くんと1年生キャッチャー・山本滉壬朗くんです。打線でも3番と4番を担うこの2人…
1年生キャッチャー・山本滉壬朗 選手:
「高知農業を選んだ理由は、少年野球の時に山下さんと同じチームで野球をやっていて、高校でもまた一緒のチームで野球をしたいと思った」
キャッチャーの山本くん、実は強豪・高知中学で全国制覇を経験するも、高校は少年野球チームで一緒だった山下くんと一緒にやりたいと高知農業に進学したのです。
1年生キャッチャー・山本滉壬朗 選手:
「面白いところと優しいところが好きです」(愛)
では、先輩・山下くん、山本くんの武器は?
山下蒼生 投手:
「山本の武器は、ランナーが出た時に走塁とかをされても必ず刺してくれるところが武器だと思ってます」
そう!キャッチャー山本くんの武器は「肩の強さ」です。キャッチャーを本格的に始めたのは高校ですが、2025年秋の明徳戦でもしっかりと盗塁を阻止!キャッチャー出身の下坂監督がマンツーマンで日々指導しているそうです。
一方、エース山下くんは―
山下蒼生 投手:
「一番得意な球はストレートです。山本が回転数がいいって言ってくれている」
ストレートの最速は130キロ台前半ですが、注目はその回転数!回転数が多いことで打者の手元で伸びる直球が武器。明徳戦では10個の三振を奪いました。
明徳の佐藤部長からは「あんなに真っすぐがいいとは思ってなかった」と言われたそうです。甲子園の舞台でも幼なじみバッテリーで全国の猛者を抑えます!
部員:「甲子園!1勝するためにこじゃんと頑張るぞ!」
ピッチャーの山下くんのお父さんは、かつて高知商業の選手として甲子園に出場したんです。活躍に期待です。
春のセンバツは3月6日に組み合わせ抽選会が行われ、19日に開幕します。









