昭和南海地震から79年…南海トラフ地震に備え適切な避難の仕方考える【高知】
2025年12月21日(日) PM6時20分
昭和南海地震からきょう(12月21日)で79年です。
いずれ起こる南海トラフ地震に備えて、適切な避難の仕方を学ぶセミナーが、高知市で開かれました。
県民の防災意識向上を目的に行われたこのセミナーには、地域の自主防災組織のメンバーら約20人が参加。
東日本大震災などで被災地支援を行ってきた「さんすい防災研究所」の山崎水紀夫さんが講演しました。
(さんすい防災研究所・山崎水紀夫代表)
「繰り返す歴史の中で、家族を助けようとして一族全員が絶えてしまったという悲しい歴史を繰り返している。基本的には自分の命を守る」
枕元に靴を用意することや、避難導線を確保するように家具を配置するなど、家の中でできる対策を呼びかけました。
また、高知国際高校の防災ボランティアのメンバーが、災害時に使う簡易トイレの仕組みを、実験を通して伝えました。
(さんすい防災研究所・山崎水紀夫代表)
「(大災害が)実際起きてしまうと、いろんなマニュアル通りには動かないので、常に自分で考えて、判断をして、臨機応変さが災害対応では一番大事」
主催者はこのイベントを通じて、災害時の避難行動を改めて見直してほしいとしています。









