高知市・土佐山学舎の生徒が大手コンビニエンスストアと共同で開発した弁当が12月16日から販売されています。使ったのは地元のユズです。

販売呼びかけ：
「『ゆず香るおにぎりセット』いかがですかー」

高知市・高そねにある「ローソン」で接客をしているのは、高知市土佐山にある義務教育学校「土佐山学舎」の7年生です。中学1年にあたる7年生の13人は、総合的な学習の時間で「土佐山のユズ」を県内に発信しようと取り組んでいて、「ローソン高知」と2025年5月から共同で商品を開発。12月16日から販売が始まりました。

そして完成したのが「ゆず香るおにぎりセット」です。鶏の竜田揚げに土佐山のユズを使ったジュレがかかっています。

「ゆず香るおにぎりセット」税込 498円

田村優介アナウンサー：
「さわやかです。ジュレにしているので最後の最後までユズの香りを楽しむことができます」

生徒たちは接客と呼び込みに分かれて弁当をPRしました。

店内での呼びかけ：「ご試食いかがですか～」
沿道での呼びかけ：「いかがですか～」

こちらの2人組は会社への差し入れで16個買いました。

16個購入した人：
「高知の産品をこういうふうに地元のローソンとコラボしてっていうのが素晴らしいなと思って朝一番に並んで買いに来ました」

さらにこんな人も―

生徒：
「50個お買い上げありがとうございます！」

買ったのは土佐山の会社員でした。

高知太平洋鉱業の社員：
「地元の企業ということもありまして、頑張っている子供たちのために協力したいということで買わせていただきました。従業員全員分を買っております。地元のユズをPRという形でいいと思います」

田村優介アナウンサー：
「今日は弁当を買った人に土佐山で採れたユズ玉がプレゼントされています。まもなく冬至ですね」

たかそね店限定で150個配られました。

土佐山学舎7年・石元佑奈さん：
「接客でも難しいこともありましたけど、買ってくれるお客さんがいたらとてもうれしかったです」

土佐山学舎7年・山崎新さん：
「これからももっといろいろな企業やローソンとコラボして、もっと土佐山のユズを高知や全国に伝えられるようにしたいです」

ゆず香るおにぎりセットは店内に厨房がある県内のローソン91店舗で2万食限定の販売です。

たかそね店で用意していたのが250個で、生徒がいた午後1時までに288個売れたためだそうです。ローソンの担当者は予想を超える売れ行きだと話していました。