高知大学に新たに設置された飲み物の自動販売機。学長がおごってくれるというのですが、一体どういうことか、現場を取材しました。

どこにでもある自販機のように見えますが、“学長のおごり自販機”の文字が。

高知大学・受田浩之 学長：「学長コインです」

三木優花アナウンサー：
「ありがとうございます。学長から専用のコインをいただきました。いつも通り自販機の現金のところに入れます。出てきました。学長ありがとうございます」

学長：「どういたしまして」

朝倉キャンパス内のラウンジに設置された「学長おごり自販機」は通常の硬貨でも飲み物が買えますが、もらった「学長コイン」も使える仕組みです。このユニークな自販機を開発したのはサントリーホールディングス。目的は学長と学生の交流促進だといいます。

記念すべき“おごり初め”を飾ったのはー

学長：「第一号」
高知大学硬式野球部・井上廉さん：「学長ありがとうございます」
学長：「おごります」
井上廉さん：「受田学長を神宮へ連れていきます」
学長：「ぜひお願いします」

大学野球の全国大会出場を誓って学長におごってもらった野球部の井上廉さん。「学長おごり自販機」が大学と学生のつながりを深めるきっかけになるのではと期待します。

高知大学硬式野球部・井上廉さん：「最高です」

高知大学サッカー部・玉井智也さん：
「（学長と）会ったこともないですし話したこともなかったので、こういう機会ならではだと思いました」

学長からコインをもらうことができるのは、学長に伝えたいことなどを動画コメントにして送った学生です。学長からの返信動画が送られてくるかも。学生と学長のコミュニケーションが図れる今どきの画期的なシステムと言えそうです。

「おごり自販機」で使える「学長コイン」は受田学長のポケットマネーから出ているとか。

ずいぶん太っ腹ですが－

高知大学・受田浩之 学長：
「わが家に財務大臣（妻）がおりまして、財務大臣とのセッション次第になると思っています。みんなが笑顔でいろんなことが話し合える風通しのいい組織にどんどんしたいです」

「学長おごり自販機」が使えるのは高知大学の学生と教職員限定。キャンパスの新たなコミュニケーションツールとなるか。12月3日から利用開始です。