教師4人逮捕を受け緊急会議、今城県教育長「行動変革」全教職員に呼びかけ【高知】
2025年11月6日(木) PM7時14分
ここ数カ月で相次いだ教師の逮捕を受けて、高知県の今城教育長はオンラインで県内小中学校の全教職員に呼びかけました。使った言葉は「行動変革」です。
「不祥事防止オンライン緊急会議」は7月以降、現職の教師4人が逮捕されたことを受けて5日に初めて行われ、臨時講師などを含めた小中学校の全教職員、約4500人が参加しました。
今城純子 県教育長:
「逮捕事案が連続発生しているということは、教職員一人一人の倫理観や規範意識が深く希薄化していることを示しています。徹底的な再発防止と信頼回復を基本方針とした行動変革をお願いしたい」
2019年度以降で県教職員の逮捕件数は11件、そのうち6件が児童・生徒への性暴力や盗撮などに関する事件でした。また2025年度も7月以降に4人の教師が逮捕され、2019年度以降で最多の逮捕者数となりました。これを受け、県の今城教育長は再発防止に向けて3つの行動変革を指示。
1つ目は“研修の見直しと転換”で「懲戒処分になるから気を付けよう」といった掛け声的な研修に終わらず、なぜ不祥事を起こすのか、どうすれば良かったかなど本質を語り合う研修へ転換すること。また、教育者として内面を磨き高める努力をすること。管理職は日々教師一人一人に声をかけ、個別面談で悩みや弱さに耳を傾けるよう指示しました。
今城純子 県教育長:
「失った信頼を取り戻すこと(道)は平たんではありません。しかし本日共有したことを“自分ごと”として実行に移してください。私も子どもたちのため、教職員のためによりよい環境を整え現場の声を聞き必要な支援をためらわずに行います」










