【高知】秋の味覚・新高梨 針木で「まるはり」収穫開始 生産者『何年間かで一番いい』
2025年9月18日(木) PM7時22分
秋の味覚の話題です。高知市針木で特産・新高梨の収穫が始まりました。
川辺世里奈アナウンサー:
「ごろっと大きな新高梨ずっしりと重たいです。こぶしと比べてもこの大きさです」
県内有数の梨の産地高知市・針木地区。針木梨組合に所属する22戸の農家がブランド新高梨「まるはり」を育てています。2025年は先週から収穫がスタート。18日は食味会が開かれ、組合員や県職員など約40人が甘さや食感などを確かめました。
生産者:
「全国的に温度が高かったけど高知県は意外と思ったより(良かった)。雨も降ったしね。カメムシおらんかったし(出来は)何年間かで一番いいと思います」
2025年は不作だった2024年と比べると猛暑の影響を受けず平均の重さは800グラム、糖度は13度ほどで出来は上々です。
川辺アナウンサー:
「甘い果汁があふれてきます。梨のシャキシャキ食感。みずみずしい果汁が口いっぱいに広がります。甘いですが後味はすっきりしています」
青果店の方においしいの梨の見分け方を教えてもらいました。
青果の堀田・堀田さん:
「あんまり変形、(形が)暴れちゅうよりは素直な(丸い)格好の方が物としてはえいわけやけど茶色やけど、よう色が出ちゅうやつがえいが」
購入後は冷蔵庫で保管し、食べる前に常温に戻すとより甘さを感じられるそうですよ!
戦前から100年近く新高梨を育てているという針木地区には課題がー
針木梨組合・石黒康誠 組合長:
「全国的にもこんな高温の状況になっていますので、新高梨の生産をやめる方向というのがトレンドになってる。暑さプラス針木は(梨の)老木というかそんな木がたくさんある。このまま何もしないとおそらく産地は将来10年20年後には…みたいな」
今後は現在使われていない農地を更地にし、新たに梨の木を植えるなど産地を守る計画を進めています。
針木梨組合・石黒康誠 組合長:
「新高梨はおそらく高知県民の皆さん大好きな秋の味覚なので、われわれ針木の生産者は新高梨をずっと守っていくという覚悟で今後も頑張っていきたいと思います」
新高梨の収穫は10月初旬まで続きます。