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News- 高知のニュース

《重さ1トン》紙で作る伝統の綱 迫力と熱気に満ちた『大綱まつり』は8月16日(土)開催

高知県土佐市の大綱まつりは、毎年8月第3土曜日に行われる恒例のイベントです。南北に分かれて、長さ80メートルもの綱を男衆が引き合う大綱引きは圧巻です。

13日は、土佐市の市民体育館に商工会青年部の関係者など、80人が集まり祭りで使う大綱づくりに汗を流しました。

大綱は、胴回り最大1.8メートル、重さは1トンにもなります。何本ものロープを束ねた3本の太い綱を、10人ほどがかかって持ち上げ、息を合わせて編み込んでいきました。

夢屋土佐店・武森優さん
「(大綱づくりにかかわるのは)初めてです。重たかったですよ、今編んでらっしゃるんですけど一本一本が重たいんで大変です」

家族と一緒に参加の小学3年生・岩郷照くん:
「お父さんが大綱を作ったりしているので、僕も作りたいなと思ってやっています。みんな楽しく大綱まつりができるように引いてました」

明神康喜記者:
「だいぶ大綱ができあがってきました。材料は白いロープのようなものですが、よく見ると…不織布、薄い紙なんです」

土佐市は紙すきに必要なきれいな水が豊かで、古くから製紙業が盛んでした。その製紙業を支えたのが、用水路「鎌田井筋」です。江戸時代に建設工事を進めた土佐藩家老・野中兼山が、工事に使った綱で綱引きをさせ、労働者の士気を高めたと伝えられます。

土佐市商工会青年部が、この江戸時代の催しを復活させ、コロナ禍で中断がありましたが、2025年で45回目を数えます。

土佐市商工会青年部 部長・長崎竜之介さん:
「45回目を迎えて、本当に綱引きってチームプレイになりますので、実際に来ていただいて、綱触るだけでもいいんで、触って土佐市ってこんなに楽しいんだぞっていうのを実感していただきたい」

土佐市高岡町の「大綱まつり」は、高岡第一小学校前の県道39号で、8月16日(土)の午後3時から始まります。呼び物の「大綱引き」は午後8時からの予定です。

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