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News- 高知のニュース

「既存と類似の作品」外部の指摘でまんが甲子園の授賞取り消し 本選前にも他1校が同様指摘で失格

2025年のまんが甲子園で最優秀賞を受賞した作品に類似作品が見つかり、授賞が取り消しとなりました。

2025年で34回目となるまんが甲子園は、海外を含め184校から応募があり、予選審査を通過した33校が高知市のかるぽーとで8月2日・3日の2日間、競技に臨みました。

各校3人~5人が1つのチームを作り、テーマに沿った1枚のまんがを制限時間内に描き上げるもので、2025年は最優秀賞を含め11校が入賞しました。

しかし表彰式後、外部からの指摘で最優秀賞の作品と類似する作品があることが確認され、主催の県が授賞取り消しを発表しました。「制作する作品はオリジナル未発表作品に限る」との大会規定に違反していると判断したためです。

これを受け、別の参加校の教師は。

別の参加高校の教師:
「一個人の意見にはなるが、クリエイターとして絶対あってはいけないこと。先人の方が全部やり尽くしておられるので、どうしても似ているものというのは作られるものだと思いますし、一番上達するのは模倣だと思っている。ただ、それを作品にするときにはチェックが必要」

県によりますと、最優秀賞の「該当なし」は大会史上初めてです。また、今大会では本選出場予定だった1校が同様の理由で失格となり、補欠校が繰り上がる事案もありました。こちらも、ホームページにアップした作品を見た外部からの指摘によるものでした。

県はこの件について大変重く受け止めているとし、今後は大会の運営方法など含めて再発防止に向けて取り組むとしています。

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