まんが甲子園で初の「授賞取り消し」最優秀賞作品が「オリジナル未発表作品に限る」規定違反と判断
2025年8月4日(月) PM12時32分 <PM2時32分 更新>
8月2日・3日の2日間、高知で行われたまんが甲子園。最優秀賞を受賞した作品が大会規定に違反していたとして、初の授賞取り消しとなりました。
(開会式・宣誓):
「宣誓、私たち高校ペン児一同は、このまんが甲子園という歴史ある大会に出場できることを誇りに思います」
34回目となる2025年の大会には海外を含め184校から応募があり、予選審査を通過した33校が高知市のかるぽーとに集いました。
競技は2日間開催。テーマは事前に伝えられていた5つの候補から「A」と「カモフラージュ」が当日に発表され、高校生たちは仲間とともに5時間半の制限時間で作品を作りあげていました。
審査の結果、11校が入賞。県勢では高知商業高校が2年ぶりの入賞を果たしました。
表彰式の後、主催する県とまんが王国・土佐推進協議会は、インターネットで外部からの指摘を受け、最優秀賞の作品と類似する作品があることを確認。「制作する作品はオリジナル未発表作品に限る」とする大会規定に違反していると判断し、急遽授賞を取り消しました。
県によりますと最優秀作品の「該当なし」は初めてのことです。