《保護者の8割以上の同意で水泳授業》長浜小保護者説明会40人が参加 亡くなった児童の両親も【高知】
2025年6月2日(月) PM7時31分
2024年水泳の授業中に児童が溺れて亡くなった長浜小学校が保護者説明会を開き、保護者の8割以上の賛同を得られない場合は水泳の授業を行わないとしました。
5月30日長浜小で行われた保護者説明会には保護者40人が参加し、非公開でおよそ2時間にわたり行われました。
会のあと長浜小の井口幸政教頭が取材に応じ、プールの最も深い部分の水深を40センチ下げ、80センチにすることや教師ら4人での監視体制を徹底することなどが説明されたということです。
2024年7月長浜小学校の4年生松本凰汰さんが水泳の授業中に溺れて亡くなったことを受けて、事故後、高知市は市立の小中学校の水泳の授業を中止しました。
授業の再開については…
長浜小学校 井口幸政教頭:
「水泳の実技に参加するかしないかの確認書を(保護者に)配って回答いただくようになる。全体の8割を超える児童が参加するとした場合、学校の水泳の授業を実施することにしています」
参加した保護者は…
小1の保護者:
「子どもは参加させようかなと思っている。子どもと保護者にばかり意見を聞いて、実質指導する教職員側がおろそかになっているんじゃないかという意見が出た。当然何の授業でも危険はあるので、そういう所を気をつけるように」
小3の保護者:
「子どもはプールに対しての恐怖はない。溺れた時に浮く練習をするとか(水泳の授業が)子どもが身を守るものに変わっていけばなという印象」
亡くなった松本凰汰さんの両親も保護者会に参加、「本当に万全な体制で授業が行われるのか気になった。慌てて授業を始めようとしている感じがする」と話していました。
長浜小は保護者に対するアンケートを行い、8割以上の同意が得られた場合に限り水泳の授業を実施するということです。