《初夏の味覚がいま最盛期!?》艶やかな「温室小夏」生産者イチオシは【ウイスキー漬け】
2025年3月6日(木) PM6時51分
高知の特産「小夏」といえばその名の通り初夏の味覚ですが、香南市では鮮やかに色づいた温室小夏の収穫が最盛期を迎えています。
たわわに実った黄色い果実が次々と摘み取られていきます。香南市香我美町で栽培している温室小夏です。
約150アールの農業用ハウスで「JA高知県温室小夏研究会」に所属する9人の生産者が育てていて2月末から収穫が始まり今、最盛期を迎えています。
「宿毛小夏」という品種で4月から5月に旬を迎える露地ものと比べツヤツヤとした光沢が。さらに皮が薄くて、口当たりがいいのが特徴です。
生産者の中内健祐さん:
「(今シーズンは)育てるときにすごく高温だったり寒さの被害だったり、獣の被害とかありました。その中でこうやって収穫できたのはすごくうれしい」
去年(2024年)の夏の猛暑などの影響で、酸味の抜けがよく、例年以上においしく仕上がっているということで、摘みたての小夏をいただきました。
中川哲記者リポート:
「心地よい酸味とさわやかな甘みが口いっぱいに広がってとってもジューシーです」
中内さんのオススメは小夏を漬け込んだウイスキー。輪切りにした小夏を一週間ほど漬け込んでいただくと、程よい甘みと香りでぜいたくな味に仕上がるということです。
生産者の中内健祐さん:
「小夏は春らしさがある果実だと思いますので皆さんに食べていただきたい」
温室小夏の収穫は4月中旬までおよそ41トンを見込んでいて、県内を中心に東京や香川などへ出荷されるということです。