広末涼子さん初の朗読劇に向けて人生一度だけのエピソード語る【高知】
2025年2月20日(木) PM8時16分
高知県出身の俳優・広末涼子さんに川辺世里奈アナウンサーが話を聞きました。
広末涼子さんは2025年5月にサンテグジュペリの小説『星の王子さま』の朗読コンサートを高知市で行うことになりました。高知市出身の俳優・広末涼子さんとギタリストの山下俊輔さん。2人は5月6日に高知市の県民文化ホールで行われる朗読コンサート『星の王子さま』で初めてタッグを組みます。
川辺世里奈アナウンサー:
「どうしてお2人のコラボが実現した?」
ギタリスト・山下俊輔さん:
「僕が昔から温めていた企画でして、朗読コンサートをやるにあたって絶対やるなら広末涼子さんと一緒にやりたいという夢があって」
俳優・広末涼子さん:
「原点回帰というか自分が生まれ育った所でお仕事できるっていうのはすごく今、分にとっていいチャンスだしありがたいお話だなと思って」
サンテグジュペリの名作『星の王子さま』は砂漠に不時着した飛行士がそこで出会った王子さまからさまざまな星を旅した話を聞く物語。王子さまは旅の途中で支配欲が強い「王様」や「うぬぼれや」など愚かな大人たちと出会いながら本当に大切なものに気づいていきました。
山下俊輔さん:
「(朗読劇では)現代風にアレンジしていますので、本にない星を(台本に)書いていただいたりとかちょっとエンタメチックな場所をつくったりとか」
川辺世里奈アナウンサー:
「お客さんと距離は近い?」
山下俊輔さん:
「近くなるような演出もちょっとしたいなと」
広末さんは朗読で王子さまなど一人8役に挑戦!山下さんが奏でる音楽との融合も見どころです。
広末涼子さん:
「星の王子さまっていうすごくあったかくてかわいらしくて優しくて、自分たちにいろんなテーマを投げかけてくれるものではあるんだけれども、下手したら眠くなる。しかも山下さんのすてきな音楽で余計によく眠れるかもしれない。だから私たちが心地よい時間を提供しながらも、ちゃんとテーマやメッセージを受け取ってもらえるように寝かせないように頑張りましょう」
山下俊輔さん:
「今回のテーマは寝かせないように」
さてここからは広末さんの素顔に迫ります。物語にちなんだイラストが描かれたカードを4枚用意しました。この中から1枚引いてもらうと…
(カードを引いて)
広末涼子さん:「お父さん?」
川辺世里奈アナウンサー:「手に持っているのは?」
広末涼子さん:「ビール!」
王子さまは旅の途中で酒を飲み続ける「大酒飲み」に出会います。ということでこんな質問!
川辺世里奈アナウンサー:
「広末さん、お酒でやっちゃったエピソードはありますか?」
広末涼子さん:
「やっちゃったエピソード。私お酒は弱くないみたいで、でも一度だけ大学の友達をみんな連れてきて飲んだ時にスナックみたいなところの日本酒が全部なくなっちゃったんですよ、返杯返杯して。友達の中で一番強いと思われているので全然余裕だと思われてたんですけど、私、人生で本当に今まで後にも先にもその1回だけなんですけど、お店から家までの帰り道の記憶がなくて。『帰り道大丈夫だった?』って聞いたら『ずっとピースしながら歩いてた』って、両手ピース…」
続いて引いたカードは「キツネ」!物語では「大切なものは、目に見えない」というキーワードを王子さまに伝えます。では、広末さんの人生のキーワードは?
広末涼子さん:
「うちの父親の口癖が自分(広末さん)の年齢で変わっていってるなって、私に投げる言葉が。10代でデビューした頃は『自然体でな』っていうのがめちゃめちゃ口癖だったんです、電話とかで。もうちょっとしたら(20代~30代では)『謙虚な気持ちで』に変わったんですよ。私もこう(てんぐに)なっているつもりはなかったけど、たぶん父親が引いた目で見ながらなんかそれがあるんだろうな。今はとにかく『体に気をつけろ』に…。『体には気をつけなさい。無理するな』っていう」
大切なものを探す旅がテーマの「星の王子さま」。2024年に事務所を退社して新しい会社を立ち上げた広末さんはこれからどんな旅をしたいのでしょう。
広末涼子さん:
「それこそ四万十とかもお仕事始めるまで一度も行ったことがなくて。子どもを持つ母親になって遊ぶところがいっぱいある自然で遊べるってすごく世代を超えて大事だから、そういう魅力も伝えていける、もっともっと高知を発信していけるお仕事ができたらうれしいなって思ってます」
朗読コンサート「星の王子さま」は5月6日に県民文化ホールで行われます。チケットは山下俊輔さんの公式ホームページや県民文化ホールで販売していて、S席8000円、A席6000円です。
山下俊輔さん:
「自分をまた新たに見つけてもらいたいなと自分軸を見つける時代だと思っておりますので、前向きな気持ちになって帰っていただけるとうれしいなと」
広末涼子さん:
「たくさんの高知の皆さんにオレンジホールに足をお運びいただいて、5月6日はみんなで優しくてあったかい気持ちになれるいい休日を過ごしてもらえたらうれしいなと思います」