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News- 高知のニュース

高知ユナイテッド、J初勝利はお預け・栃木SCに惜敗

サッカーJ3に初参入した高知ユナイテッドSCは2月16日、カンセキスタジアムとちぎ(宇都宮市)で行われたリーグ開幕戦で栃木SCに0対1で敗れました。

高知は前半21分に先制点を許し、追いかける展開となりました。何度かチャンスがあったものの、一歩及びませんでした。

Jリーグ初勝利は23日に高知市で行われるガイナーレ鳥取とのホーム開幕戦にお預けとなりました。

高知ユナイテッドは2016年、高知県初のJリーグチームを目標に、四国リーグのアイゴッソ高知と高知Uトラスターが統合して設立されました。

2020シーズンからJFLに参入。2023年の天皇杯ではJ1のガンバ大阪と横浜FCを破るジャイアントキリングで話題を呼びました。

2024年は開幕7連勝など途中まで首位を独走。人口66万人を割り、交通の便も決していいとは言えない高知県で、J3参入の条件である観客動員数が課題となりましたが、チームの活躍で県民の関心も徐々に高まり、9月1日のヴェルスパ大分とのホーム戦では1万1085人と過去最多の動員を達成しました。

シーズン後半に失速し、無条件でJ3に昇格できる1位は逃したものの、史上初のJ3との入れ替え戦でY.S.C.C.横浜に勝利。Jリーグへの切符をもぎ取りました。

オフシーズンには、悲願達成の立役者で地元・四万十市出身でもある吉本岳史監督がJ1・アルビレックス新潟のコーチ就任のためチームを離れることになり、新たな舵取りは「カツオとお酒が好きな人種です」という元日本代表の秋田豊監督に託されることになりました。

J参入に伴う資金面での課題もある中、高知銀行と旭食品がスポンサー料を増額したほか、創業者が高知出身のカシオ計算機が新たにスポンサーに加わりました。県も試合会場までのシャトルバス運行への支援や出資などでバックアップすることにしています。

“オール高知”で支える平均年齢24.3歳の若いチーム。全国に先駆けて少子高齢化が進み人口減少に直面する高知県にあって、クラブはスポーツを通じて高知に夢と希望を届けることを理念に掲げています。

Jリーグデビュー戦はほろ苦い結果となりましたが、ピッチに鳴り響いた高知の“J元年”のホイッスルは、多くのサポーターの胸を熱くしました。

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