大学受験などを考慮して…一足早い卒業式【高知・土佐塾高校】
2025年1月29日(水) PM7時09分
「門出」といえば3月のイメージですが、1月29日県内の私立高校でひと足早く卒業式が行われました。
生徒名 読み上げ:「カタタチヒロ ハイ!カワイキリト ハイ!キトウエイシ ハイ!」
力強い返事とともに立ち上がる卒業生たち。
高知市の土佐塾高校では大学受験などを考慮して、3年生の負担にならないよう、毎年県内の他の高校に先駆けて卒業式を行っています。今年度は178人の生徒が晴れの日を迎えました。
草鹿広校長:
「皆さまが数多くの葛藤や不安などを抱えながらもひとつひとつ目の前のことに取り組み、きょうという日を迎えられたことは、皆さまの今後にとって大きな糧となることと確信しおります」
卒業生代表・前田光希さん:
「これから待ち受ける未来は思い通りにならないこと失敗することもあるでしょう。しかし、困難に立ち向かうために、私たちがこの学校で得た学びや経験が未来の選択を間違えないための大きな力になると思います」
そして式の終わりが近づいたその時
「卒業生、退場」
「ちょっと待った!」
感謝の思いを伝え足りない卒業生からお世話になった人たちへメッセージのサプライズ。
涙の卒業生:「先生には勉強だけでなく、礼儀、仲間との絆、失敗から学ぶことの大切さを教わりました」
笑顔の卒業生:(世界史担当の三島順子先生へ)
「紀元前からずっと生きているような、そんな感じで私たちに教えてくださり、本当にわかりやすかったです。僕のおばあちゃん、いや、“グレートマザー”ですね」
笑いあり涙あり。生徒たちの愛があふれる温かい卒業式となりました。
卒業生・高瀬楓子さん:
「今までは保護者や先生方に言葉で伝えることはできなかったけど、みんながありがとうと言っているのを聞いて、自分も心から感謝しようという気持ちになりました」
あすからは気持ちを切り替え、大学受験に向けラストスパートです。