《サンバの国からよさこい留学》ブラジル日系3世・渡辺ルシア洋子さん高知で研修
2025年1月29日(水) PM3時44分
サンバの国・ブラジルから、日系人女性が本場のよさこいを学ぶためやって来ました。これぞまさに「よさこい留学」です。
歌うルシアさん:
「高知の城下へきてみいや♪」
笑顔で「よさこい鳴子踊り」を歌うのは、ブラジルからやって来た渡辺ルシア洋子さん(29)。日本人の祖父母を持つ日系3世です。
1月27日、国際協力を行うJICAの要請を受けた支援団体のスタッフとともに、高知市にあるよさこい情報交流館を訪れました。多くの日本人が移り住んだブラジルでは、日系人社会の重要なコミュニケーションツールとしてよさこい踊りが使われています。
ルシアさんは「よさこいソーラン」を踊る地元グループのメンバーで、11歳から踊り始めました。現在では踊りの指導やイベントの企画などを行っており、よさこいのルーツを学びたいという熱い思いから高知訪問を希望しました。そんなルシアさんにとってよさこいの魅力とは。
渡辺ルシア洋子さん:
「(よさこいは)ステージにパレードにハーモニーがいいですね。温かいエナジーがあります。
『わぁこれは踊りたいねえ』になりました」
ブラジルでは鳴子の調達やチームの継続的な運営などさまざまな課題もあり、ルシアさんは今回の研修で多くを学んで帰りたいと話します。
渡辺ルシア洋子さん:
「新しい振り付けを知りたいからインスピレーション(を得るために)勉強します。鳴子の作りもブラジルで鳴子はすごく高いですからここで鳴子の作り方を勉強します」
研修は約2週間で、今後は鳴子の工房やダンス教室を見学する予定です。