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News- 高知のニュース

「目で追えないくらい指が速い」日米で活躍するピアニスト南杏佳さんが小学校で演奏【高知】

国内最大級のピアノコンテストでグランプリに輝いたピアニストが、高知市の小学校を訪れ生演奏を披露しました。

優雅な音色を奏でるのは、アメリカと日本を舞台に活躍するピアニスト・南杏佳さんです。子供たちにクラシック音楽を身近に感じてもらおうと高知市の小高坂小学校の6年生およそ70人に生演奏を披露しました。

滋賀県生まれの南さんは、京都市立芸術大学を経てアメリカのボストン音楽院でクラシックピアノを専攻。2024年、国内最大級のピアノコンテスト「ピティナ・ピアノコンペティション」で最上位の特級グランプリに輝きました。

1月27日は児童たちにロシアの作曲家・ムソルグスキーの「展覧会の絵」の組曲を披露。
さらにピアノの音色を聞かせて、曲に描かれた情景や作者の思いなどを想像させたりしました。

南杏佳さん:「低い音の弦と高い音の弦と違いがわかる子いる?」
児童:「長さ」
南杏佳さん:「長さ、まず違うね」
児童:「細い」
南杏佳さん:「細い、太い、そう。長ければ長いほど、太ければ太いほど低い音がなります。細ければ細いほど高い音が鳴るんだよね」

弾かれたピアノの弦が空気を振動させ、音を鳴らす仕組みを教えました。

最後は南さんの伴奏に合わせて、子供たちが「HEIWAの鐘」を合唱し「共演」しました。

ピアノを習っている女子児童:
「目で追えないくらい弾く時の指がはやくて、すごく強弱もあって、迫力がすごかった」

電子オルガンを習っている男子児童:
「感情が音楽にはこもっているから、そういうところが音楽はいいんじゃないかなと思った。自分もあんなふうに弾けるようになりたいと思った」

南杏佳さん:
「音楽って言葉はいらなくて、ほんとに音だけで自分の思いが伝わったなって思う瞬間はすごくやっぱりやってて良かったなというか、やってて楽しいなって思う瞬間です。自分の思ってることをちゃんと言葉とか音楽とか何でもいいので、伝えられるような人になってほしい」

クラシック音楽を楽しんでほしいと話す南さん。将来は自分の経験を生かして海外に挑戦する子どもたちの橋渡しもしていきたいと話していました。

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