「年収『少な』って言われてグサっ」若者と知事・市長で《出会いと結婚座談会》【高知】
2024年9月11日(水) PM8時16分
少子化に歯止めをかけるため、行政のトップと県内の若者たちが結婚に関する課題について話し合いました。浜田知事が恋のアドバイス!?
知事公邸で開かれた座談会。浜田知事と桑名高知市長に声を届けたいと県内在住で業種が異なる20歳から36歳の8人が集まりました。
座談会のテーマは「出会いと結婚」です。
会社員・岩城みゆさん:
「お酒での飲みニケーションはすごく好きなんですけれども、お酒を使ったナンパだったりとかは苦手だなと感じております」
会社員・横矢龍弥さん:
「いろんな婚活がある中で、年齢層がある程度幅が広いのは若い年代。僕ぐらいの年代からすると、足を踏み入れづらい部分があって」
このほか「”婚活”を強調されるとイベントに参加しづらい」「高知でマッチングアプリをすると友人ばかり出てくる」といった意見が出ました。
共に61歳で既婚者の浜田知事と桑名市長、真剣にメモを取ります。
桑名高知市長:
「ただ高知の良さって何かなっていうのは他の県にない密なんですよ。高知だったらすぐに友達の友達と縁がつながっていく。ご縁の広がりを自分の中で楽しんでいったときには本当の出会いができるんじゃないかなと思いますので」
県内の婚姻件数は2002年以降減少傾向で、2023年は過去最も少ない1985組でした。
36歳の岡上さんは婚活イベントでこんな経験がー
介護職・岡上雄也さん:
「年収どれくらいです?って言われて、えっ?と思ってバカ正直に答えちゃうんですよ。はっきり言われたのが『少な』って言われてグサってきて、正直、嫌気がさしてしまって」
浜田知事:
「結婚っていうことになると現実問題お金って避けて通れない話なので、リアルにあると思いますけど、世の中いろんな人がいますので、結構ね。前向きに新しい出会いを求めていったら、必ず出会います」
行政として出会いの場を継続的につくることや、奨学金の返済支援など経済的なバックアップで結婚への不安を解消したいとしています。
大学生・金澤謙心さん:
「ズバリ、知事が思われている高知で結婚する魅力って何だと思われますか?」
浜田知事:
「子育ての環境を考えると、仕事もしながらすぐ自然も豊かで、高知ぐらいの地方都市っていうのが一番、人生トータルで豊かな生活ができるのではないかなというのが私の思いだし、それをPRしていきたい」
県は3年後に2023年に1985組だった婚姻件数を2500組にすることを目指していて2025年度以降も座談会を実施したいとしています。