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News- 高知のニュース

閉鎖から1年…酒米の精米工場再開《土佐酒を海外にアピール》四国初導入の”精米機”も【高知】

2023年閉鎖した県内唯一の酒米の精米工場が15日、南国市で操業を再開しました。

南国市の「こうち酒米精米工場」で開かれた式典には、酒蔵の関係者らおよそ60人が出席しました。

「精米」「開始!」

工場は以前JA高知県が運営し、県内18の酒蔵のうち13の蔵から酒米を受け入れ精米していましたが、設備の老朽化に伴う改修費用がかかることから2023年3月に閉鎖。

その後、高知銀行の子会社「地域商社こうち」が経営を引き継ぎ、県の補助金1億円を利用して総事業費2億2千万円で工場を整備しました。

精米機はもともと使っていた5台のうち、2台を新しいものに入れ替え。これまで県内にはなかった“雑味を除去し必要なデンプンを残す”原形精米機を四国で初めて導入しました。

また小さな異物も取り除くことができる光センサーを取り入れ、これまでより精度の高い選別作業が可能になりました。

地域商社こうち 山本一也社長:
「品質の向上を図り、しっかり土佐酒を全国はもちろん海外に向けてしっかりアピールしていくお手伝いをしていくという思いです」

地域商社こうちは初年度の売り上げ目標を3千500万円とし、「県酒造組合と一体となり土佐酒を広めていきたい」としています。

「こうち酒米精米工場」の再開を記念して高知大丸で4月24日から5月7日までフェアが開かれます。県産の酒米や高知酵母を使った県内18の蔵の日本酒が販売されます。