【高知】《特定利用港湾》国に『受け入れ』回答 知事「施設整備の加速が期待できる」
2024年3月22日(金) PM7時41分

政府が防衛力強化のため高知県内に整備を申し入れていた『特定利用港湾』について高知県は3月22日、『受け入れる』旨の回答をしたと発表しました。
政府は有事に備え、自衛隊や海上保安庁が平時から訓練などで円滑に利用できるよう、高知港・須崎港・宿毛湾港の県内3つの港を『特定利用港湾』として整備したいと高知県に申し入れていました。
浜田知事
「(港湾の中で)自衛隊の基地や駐屯地を設置するということは考えていないこと、また実弾の訓練のようなものも港湾で行うことは想定されていない、さらにこの枠組みに米軍の参加はないことが国によって確認されている」
浜田知事は22日の会見で「港湾施設の整備の加速が期待できる」とし「港がある3つの市の意向が確認できた」ことから国に整備を受け入れる回答をしたと発表しました。
また3月22日高知県は、4月1日付けの人事異動を発表しました。異動の総数は2023年よりも34人多い1624人です。
組織体制では県政の最重点施策である人口減少対策の司令塔として「総合企画部」が新設されます。部長には松岡孝和商工労働部長が就任。2024年度からの4年計画「高知県元気な未来創造戦略」や「中山間地域対策」などを強力に推し進めるとしています。