《板垣退助》ゆかりの島「丸山台」で清掃活動 自由民権運動から150年「島を文化遺産に」【高知】
2024年3月20日(水) PM7時10分
明治時代に板垣退助らがおきゃくを開いてにぎわった高知市の浦戸湾にある島で20日、清掃活動が行われました。
高知市の浦戸湾に浮かぶ島「丸山台」は現在、公園として県が管理していますが、明治時代には「此君亭」という料亭や温泉場があってにぎわいました。
自由民権運動の決起集会が行われたほか、板垣退助が仲間と酒を酌み交わして語り合ったと伝わっているものの、今は荒れ果てた状況です。
島を土佐の自由民権運動の歴史を伝える新たな観光資源にするため、20日県内の女性経営者でつくる「ひよこ会高知」や「自由民権記念館友の会」のメンバーら30人が清掃活動を行いました。
自由民権記念館友の会のメンバー:
「私たちが何年か前にやってた(清掃した)頃よりもキレイになっているので。もっとあの時は大変でした、鳥のフンとか。せっかくこんないいところがあるので日々、活用してもらったほうがいいなと思う。みんなが来られる公園として」
今年は板垣退助らが明治の藩閥政府に国会の開設などを求める建白書を提出してから150年に当たる記念の年です。
参加者は島を文化遺産として大切にして次の世代に伝えていきたいと話していました。